利用するサービスが増えると、覚えやすい同じパスワードを使いたくなります。しかし、一つのサービスから漏れた認証情報が、別のサービスへの不正ログインに使われることがあります。長さだけでなく、使い回さない管理と追加の認証を組み合わせて考えましょう。
同じパスワードを使う場所を把握する
まず、利用中のサービスを一覧にし、同じパスワードを使っている組み合わせがないか確認します。一覧に秘密の文字列そのものを書き並べる必要はありません。使い回しが分かったものから、サービスごとに固有で、推測されにくい長いパスワードへ変更します。名前や誕生日、簡単な連番など、自分との関係を推測しやすい材料は避けましょう。
管理方法を決めてから変更する
すべてを記憶しようとすると、似た文字列へ戻りがちです。信頼できるパスワード管理機能などを使い、保存した情報を自分が取り出せる方法を整えます。管理機能のロック方法や回復手段も確認してください。変更は公式アプリや正規サイトの設定画面から行い、新しい認証情報で利用できることを確かめてから次のサービスへ進めます。
多要素認証で異なる要素を組み合わせる
多要素認証は、知っている情報、持っている物、生体の特徴といった異なる種類の要素を組み合わせる仕組みです。利用できる方法はサービスによって異なるため、公式の説明に従って設定します。パスワードを二度入力するだけでは、異なる要素を使うことにはなりません。また、確認コードも偽サイトに盗まれる場合があり、追加の認証を設定した後もアクセス先の確認が必要です。
回復手段と身に覚えのない通知を確認する
端末の故障や機種変更に備え、登録先の連絡手段を使えるか、回復コードがある場合はどこに保管するかを確認します。秘密情報は共有場所へ置かず、他人へ送らないようにしましょう。身に覚えのないログイン通知が届いた場合は、通知内のリンクを急いで開かず、自分で正規の入口から利用履歴や設定を確認します。サービスを一つずつ見直すと、変更漏れや締め出しを避けながら進められます。
- サービスごとに固有のパスワードを使う。
- 多要素認証は異なる種類の要素を組み合わせる。
- 変更時は回復手段も確かめる。

