『神様はじめました』の魅力と評価：神様の日常を描く癒し系アニメ

『神様はじめました』：神々の世界と成長の物語

『神様はじめました』は、鈴木ジュリエッタによる原作漫画を原案としたTVアニメシリーズで、2015年1月5日から3月30日までテレビ東京で放送されました。全12話のこの作品は、トムス・エンタテインメントがアニメーション制作を担当し、監督は大地丙太郎が務めました。原作は白泉社の「花とゆめ」で連載され、神々の世界と人間界の交錯を描いたファンタジー作品として多くのファンを魅了してきました。

ストーリー

主人公の桃園奈々生は、ある日突然ミカゲ社の土地神となることを引き受けます。しかし、神としての経験が浅く、まだまだ未熟な彼女の前に、風神の乙比古が訪れます。全国の神々が集まる「神議り」に招かれた奈々生は、ミカゲの居所を知る好機と考え、巴衛のために参加を決意します。しかし、参加条件として試験を受けることになり、人神でありながら出席することを妬む「神堕ち」たちに命を狙われることになります。巴衛とともに少しずつ成長してきた奈々生に、新たな試練が立ちはだかるのです。

キャラクター

この作品の魅力は、個性的なキャラクターたちにあります。主人公の桃園奈々生は、三森すずこが声を担当し、初めは神としての役割に戸惑いながらも、徐々に成長していく姿が描かれます。彼女のパートナーである巴衛は、立花慎之介が声を担当し、奈々生を支えながらも自身の過去と向き合う姿が描かれます。その他にも、鞍馬（岸尾だいすけ）、瑞希（岡本信彦）、ミカゲ（石田彰）、乙比古（高橋広樹）、霧仁・悪羅王（諏訪部順一）、猫田あみ（佐藤聡美）、大国主（森久保祥太郎）、護（山下大輝・楠ひなた）、磯辺（森嶋秀太）、鬼切（松井菜桜子）、虎徹（大久保ちか）、講釈師（山崎バニラ）など、多彩なキャラクターが物語を盛り上げます。

スタッフ

『神様はじめました』の制作には、多くのスタッフが関わっています。企画は加藤良太、福場一義、矢倉孝裕、八田紳作、山田昇、新宿五郎、濱田直樹、難波秀行が担当し、キャラクターデザインと総作画監督は山中純子が務めました。美術監督は青井孝、色彩設計は西香代子、撮影監督は佐々木明美、編集は藤田育代、音楽は増田俊郎、音響監督はたなかかずやが担当しました。また、音楽制作はトムス・ミュージック、音楽協力はテレビ東京ミュージックが担当し、文芸担当は岩田昌子、制作担当は安榮卓也、プロデューサーは林郁美、石原良一、久良知舞、大室正勝、山口賢治、エグゼクティブプロデューサーは菊池貞和、石原史朗、アソシエイトプロデューサーは井上弘美、清水美佳、岡村武真、アニメーションプロデューサーは石山桂一が務めました。

主題歌・楽曲

オープニングテーマは「神様の神様」で、ハナエが歌い、真部脩一が作詞・作曲・編曲を担当しました。エンディングテーマは「おとといおいで」（#1～5、7～12）と「翼☆バサ☆ハザード」（#6）で、前者はハナエが歌い、真部脩一が作詞・作曲・編曲を担当し、後者はKURAMA（CV.岸尾だいすけ）が歌い、KURAMAが作詞し、増田俊郎が作曲・編曲を担当しました。また、挿入歌として「神様はじめました」（#6）と「堕天使DA☆TEN☆DIE」（#6）が使用され、前者は桃園奈々生（CV.三森すずこ）featuringハナエが歌い、真部脩一が作詞・作曲・編曲を担当し、後者はKURAMA（CV.岸尾だいすけ）が歌い、KURAMAが作詞し、増田俊郎が作曲・編曲を担当しました。