薬師寺涼子の怪奇事件簿：謎解きと恐怖の融合を徹底評価

薬師寺涼子の怪奇事件簿 - ヤクシジリョウコノ カイキジケンボ - 評測と推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

小説

■放送期間

2008年07月06日 ～ 2008年09月28日

tvk　2008年7月5日～2008年9月27日(1回～13回)毎週土曜　24:30～25:00

チバテレビ　2008年7月6日～2008年9月28日(1回～13回)毎週日曜　23:30～24:00

テレ玉　2008年7月6日～2008年9月28日(1回～13回)毎週日曜　25:00～25:30

サンテレビ　2008年7月7日～2008年9月29日(1回～13回)毎週月曜　24:00～24:30

TOKYO MX　2008年7月7日～2008年9月29日(1回～13回)毎週月曜　25:30～26:00

テレビ愛知　2008年7月7日～2008年9月29日(1回～13回)毎週月曜　26:05～26:35

KBS京都　2008年7月9日～2008年10月1日(1回～13回)毎週水曜　25:30～26:00

BS11　2008年7月11日～2008年10月3日(1回～13回)毎週金曜　24:30～25:00

キッズステーション　2008年7月23日～2008年10月15日(1回～13回)毎週水曜　24:00～24:30

■放送局

・放送／tvk、UHF^独立UHF局、キッズステーション、BS11

■分数

30分

■話数

13話

■原作

・原作／田中芳樹、垣野内成美

■監督

・監督／岩崎太郎

■制作

・制作／ガンジス

・アニメーション制作／動画工房

・製作／女王陛下執務室

■著作

©田中芳樹・垣野内成美／女王陛下執務室

■ストーリー

東大卒のキャリアとして警視庁刑事部参事官に着任した薬師寺涼子警視。
頭脳明晰、運動神経抜群、おまけに絶世の美人という一見パーフェクトな女性。
しかし彼女は、数々の美点をあっさり台なしにするくらい女王気質で
わが道まっしぐらというトンデモナイ性格だった!
そんな彼女に振り回されながらも、武道の腕前と
常識的(本人曰く)な対応で涼子をサポートする涼子の直属の部下、泉田準一郎警部補。
この2人が科学では解明できないさまざまな“怪奇事件”に挑む!
ドラキュラさえも避けて通る、人呼んで「ドラよけお涼」の快進撃、
そして様々な怪奇事件の裏に渦巻くものとは…。

■解説

法はアタシのためにある

頭脳明晰、運動神経抜群、おまけに絶世の美人という一見完璧な女性の薬師寺涼子警視。
だが、彼女は女王気質でわが道まっしぐらというトンデモナイ性格だった。
そんな涼子に振り回されながらも、彼女をサポートする直属の部下、泉田準一郎警部補。
この2人が科学では解明できないさまざまな“怪奇事件”に挑む…!

※バンダイチャンネルより引用

■キャスト

・薬師寺涼子／生天目仁美

・泉田準一郎／木内秀信

・室町由紀子／桑島法子

・岸本明／野島健児

・貝塚さとみ／福圓美里

・丸岡警部／稲葉実

・桂川平蔵／阪脩

・桂川の秘書／前野智昭

・野長瀬一馬／平川大輔

・阿部真理夫／かわのをとや

・曽我篤彦／池田勝

・寺島邦明／田中壮太郎

・溝呂木喜久乃／長沢美樹

・辰巳周五郎／堀勝之祐

・羽原智／鳥海浩輔

・益子美奈／葉月絵理乃

・マリアンヌ／佐藤聡美

・リュシエンヌ／クリステル・チアリ

・若林健太郎／大黒和広

・上杉萬年／巻島康一

・石動瑠璃子／島本須美

・木村恵子／皆川純子

・泉田真奈／広橋涼

・三芝／宮内敦士

・青山景一／小川真司

・磯貝巌／置鮎龍太郎

・花房保／土田大

・百合／斎藤千和

・田戸村亮順／飯島肇

・薬師寺絹子／園崎未恵

・吾妻克彦／野島裕史

■メインスタッフ

・原作／田中芳樹、垣野内成美

・監督／岩崎太郎

・シリーズ構成／川崎ヒロユキ

・キャラクターデザイン／谷口淳一郎

・コスチュームデザイン／佐々木敦子

・プロップデザイン／真樹孝雄

・色彩設定／石黒けい

・美術監督／緒続学(KUSANAGI)

・撮影監督／伊藤邦彦

・編集／森田清次

・音楽／倖山リオ、KATSU(angela)

・音楽制作／スターチャイルドレコード

・音響監督／若林和弘

・効果／野口透

・美術設定／金平和茂(KUSANAGI)

・スキャン／平田浩章

・撮影監督補佐／上杉洋介

・編集助手／田村ゆり(森田編集室)

・ビデオ編集／大野昌寛、田所さおり

・録音／佐竹徹也

・録音助手／石倉史絵

・録音スタジオ／東京テレビセンター

・音響制作担当／好永伸恵

・音響監督補佐／原口昇

・音響制作／フォニシア

・設定制作／松村樹里亜

・制作事務／檜田久美子

・制作デスク／中村陽介

・制作プロデューサー／福土多鶴子、石黒竜

・プロデューサー／大月俊倫

・アシスタントプロデューサー／鳥居理恵

・宣伝担当／増田夏氷

・協力／らいとすたっふ

・企画協力／室市剛人(クオラス)

・翻訳協力／ロマン・トマ

・制作／ガンジス

・アニメーション制作／動画工房

・製作／女王陛下執務室

■メインキャラクタ

・薬師寺涼子
27歳。警視。警視庁刑事参事官にして、アジア最大の警備会社JACESの社長令嬢。東大法学部卒、国際刑事警察機構出向の経歴もあり、語学堪能。容姿・頭脳・運動神経・財力とどこをとっても完ぺきだが、良識と協調心のみ欠如。何故かたびたび人智を超えた難事件に遭遇する。

・泉田準一郎
33歳。警部補。警視庁刑事部参事官付。薬師寺涼子の部下・助手・弟子・忠臣・執事・副官・参謀長・親衛隊長そして「椅子」。一連の物語の語り手。

・室町由紀子
27歳。警視庁警備部参事官。警視。もと警視総監を父にもち、警察の正義を信じ行動する怜悧な知性派美人。涼子とは同年同期同窓で、お互いが近寄るたび嵐が起きるというくらいの犬猿の仲。

・岸本　明
23歳。警視庁警備部参事官付の警部補。着任したてのキャリア警察官僚のタマゴ。室町由紀子の直属の部下だが、涼子に忠誠を誓っている。テレビアニメ「レオタード戦士ルン」に格別の愛情を抱いている。

・マリアンヌ&リュシエンヌ
涼子のパリのアパルトマンでメイドを勤める美少女達。黒髪に黒い瞳、小麦色の肌のマリアンヌは、武器を扱う天才。栗色の髪、青緑色の瞳のリュシエンヌはコンピューター・ハッキングの天才。

■メインロボ・アイテム

・MONSTER FILE 01
変若水(オチミズ)と呼ばれる伝説の不老不死の水の研究に、生きている間は成長し続ける爬虫類の蛇を使ったため巨大化した。その大きさは羊や人を丸呑みできるほど。作品内では更に何十倍にまで巨大化した。

・MONSTER FILE 02
写真を撮る際に稀に写りこむ霊魂。その写真は俗に心霊写真と呼ばれる。霊魂を呼び寄せやすい性質の人物の写真にはよく写りこむ。また、モノによっては写真自体が変化することもあり、作品内ではデジタルカメラのデータ自体が消滅した。

・MONSTER FILE 03
古代遺跡から発掘された、人に酷似するDNAパターンを持つ正体不明の骨の研究のために生まれた生物。ヒトの卵子と精子を用い、ヒトの胎内で育てられ、生まれた。細胞に決定的な欠陥を持つため寿命は短い。

・MONSTER FILE 04
巨大なムカデの形をしたロボット。戦闘態勢にあるものを敵とみなし、無差別に攻撃する。その力は絶大。武器をもたないものには反応しない。

・MONSTER FILE 05
人知れず地下に住み着いた巨大オオサンショウウオ。肉食である上、大きくなりすぎたために餌となるのは…人間の驕りによって建設された地下娯楽施設に薬師寺涼子が地下水を開放したため住処を取り戻した。

・MONSTER FILE 06
古い民話で語られる「キジムナー」と呼ぶべきか。マングローブの突然変異体。胎生種子を人に寄生させ、操る。その目的は周囲の土地を自らの生育に適する環境である塩性泥地に変えることにある。※キジムナー…マングローブ(ガジュマル)に住むといわれる精霊

・MONSTER FILE 07
新種の昆虫で鈴虫の一種だが、羽はない。通称音波虫。後尾部を震わせることによって、携帯電話のバイブ音に酷似した音を出し、同時に発する音波によって、人の意識に潜む悲観性や絶望感を煽り、自殺に至らしめる。肉食と思われる。

■サブタイトル

・FILE 01／銀座クライムタワー(前編)(2008/07/05)

・FILE 02／銀座クライムタワー(後編)(2008/07/12)

・FILE 03／桜田門事変(2008/07/19)

・FILE 04／武蔵野すみれいろどき(2008/07/26)

・FILE 05／表参道を這う蟲(2008/08/02)

・FILE 06／メイド in 霞ヶ関(2008/08/09)

・FILE 07／沖縄、神の島(2008/08/16)

・FILE 08／多摩川スーサイド(2008/08/23)

・FILE 09-A／芝の女王(2008/08/30)

・FILE 09-B／麻布の罠(2008/09/06)

・FILE 09-C／高輪のプリンセス(2008/09/13)

・FILE 09-D／東京デッド・オア・ラブ(前編)(2008/09/20)

・Final File／東京デッド・オア・ラブ(後編)(2008/09/27)

■主題歌・楽曲

・OP1
・Theme principal
・作曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・編曲／倖山リオ、KATSU(angela)

・ED1
・A demain sur la lune
・作曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・編曲／倖山リオ、KATSU(angela)

・ED2
・Ryoko2
・作曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・編曲／倖山リオ、KATSU(angela)

・ED3
・Songe dune nuit dete
・作曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・編曲／倖山リオ、KATSU(angela)

・ED4
・La Vie en rose
・作曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・編曲／倖山リオ、KATSU(angela)

・ED5
・Le combat
・作曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・編曲／倖山リオ、KATSU(angela)

・ED6
・Theme principal La chanson d'atsuko
・作詞／atsuko
・作曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・編曲／倖山リオ、KATSU(angela)
・歌／atsuko(angela)

評測

「薬師寺涼子の怪奇事件簿」は、田中芳樹と垣野内成美による原作小説を基にしたTVアニメシリーズで、2008年に放送されました。この作品は、頭脳明晰で美貌を持つ薬師寺涼子警視と、その部下である泉田準一郎警部補が、科学では解明できない怪奇事件に挑む姿を描いています。以下では、この作品の魅力と評価について詳しく述べます。

ストーリーとキャラクター

薬師寺涼子は、東大卒のキャリアとして警視庁刑事部参事官に着任した女性です。彼女は頭脳明晰、運動神経抜群、絶世の美人という完璧なキャラクターですが、女王気質でわが道を行く性格が特徴的です。この性格が物語に独特の緊張感とユーモアを与えています。彼女の部下である泉田準一郎は、涼子のわがままに振り回されながらも、常識的な対応で彼女をサポートする重要なキャラクターです。彼の視点から物語が進行するため、視聴者は涼子の行動を客観的に見ることができます。

また、室町由紀子や岸本明などのサブキャラクターも魅力的で、特に涼子と由紀子の犬猿の仲は物語に深みを与えています。マリアンヌとリュシエンヌのメイドキャラクターも、涼子のパリでの生活を描くことで、彼女の多面的な魅力を引き立てています。

怪奇事件の魅力

本作の最大の魅力は、科学では解明できない怪奇事件にあります。各エピソードで登場する「MONSTER FILE」は、伝説の不老不死の水から心霊写真、巨大化した生物まで多岐にわたります。これらの怪奇事件は、視聴者の想像力を刺激し、毎回新しい驚きを提供します。特に、巨大化したオオサンショウウオや音波虫による自殺事件などは、視覚的にもインパクトがあり、物語に緊張感を与えています。

映像と音楽

アニメーション制作を担当した動画工房の技術力は高く、怪奇事件のビジュアル表現が非常にリアルで美しいです。特に、巨大化した生物や心霊写真の描写は、視聴者に強い印象を与えます。また、音楽は倖山リオとKATSU(angela)が担当しており、主題歌やエンディング曲が物語の雰囲気を盛り上げています。特に、atsukoによる「Theme principal La chanson d'atsuko」は、涼子のキャラクターを象徴するような美しい曲です。

評価

「薬師寺涼子の怪奇事件簿」は、独特のキャラクターと魅力的な怪奇事件、そして高品質な映像と音楽が融合した作品です。涼子のわがままな性格と泉田の常識的な対応が絶妙なバランスを保ち、視聴者を飽きさせません。また、各エピソードで展開される怪奇事件は、視聴者の想像力を刺激し、毎回新しい驚きを提供します。全体として、この作品は怪奇もの好きには必見の作品であり、特に涼子のキャラクターに惹かれる視聴者にとっては非常に楽しめる内容となっています。

推薦

「薬師寺涼子の怪奇事件簿」は、怪奇ものやミステリーが好きな方、そして強い女性キャラクターが好きな方に強く推薦します。涼子のキャラクターは、視聴者に強い印象を与え、彼女の活躍に引き込まれること間違いなしです。また、各エピソードで展開される怪奇事件は、視聴者の想像力を刺激し、毎回新しい驚きを提供します。さらに、動画工房の高品質なアニメーションと倖山リオ、KATSU(angela)の美しい音楽も、この作品の魅力を引き立てています。ぜひ一度視聴してみてください。