『ゾイドジェネシス』レ・ミィとコトナの絆を深く掘り下げるレビュー

『ゾイドジェネシス』レ・ミィとコトナの絆を深く掘り下げるレビュー

ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections - ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ リフレクションズ -

■公開メディア

OVA

■原作メディア

おもちゃ

■発売日

2006年11月01日

■発売・販売

エイベックス・トラックス

■分数

60分

■話数

2話

■原作

タカラトミー

■監督

水野和則

■制作

・制作/小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント
・製作/テレビ東京、小学館プロダクション

■著作

©GIGA / Alchemist / B.E.R.Committee

■ストーリー

恐竜などの動物をモチーフにした、タカラトミーの玩具『ゾイド』シリーズをベースにしたTVアニメの第4弾。2005年4月から2006年3月まで全50話が放映された。ゾイドシリーズの舞台である惑星Ziに地軸変動が起き、高度に発達していた文明が崩壊してから数千年。生き残った人々が、各地で独自に文明を築いて生きているという時代を舞台に物語は進行する。ゾイドは過去の文明の遺産として発掘されており、主人公のルージ・ファミロンもそんなゾイドの発掘を手がける一家に育つ。しかし、自分だけがゾイドを操れずに悩んでいた。ある日、突如ディガルド武国が村を攻撃してきた際、ルージは発掘したばかりのムラサメライガーに乗って戦うことに成功する。だが、村の重要な施設であるジェネレーターを壊されてしまったため、修理できる技術者を捜すべく旅立つことになる。そして、ルージは数々の出会いを重ね、反ディガルドの中心的存在となっていくのであった。

■解説

テレビアニメ『ゾイドジェネシス』に登場する人気美少女キャラクター「レ・ミィ×コトナ」を主役にした総集編DVD。本人による全編ナレーションや、エンディング・テーマ曲を収録したCDなど盛りだくさんの内容となっている。レ・ミィの完全オリジナルフィギュア&坂井久太描き下ろしポートレート付きの初回限定版。

■キャスト

・ルージ・ファミロン/平田宏美
・ラ・カン/松山鷹志
・レ・ミィ/こやまきみこ
・コトナ・エレガンス/伊藤静
・雷鳴のガラガ/三宅健太
・ロン・マンガン/谷山紀章
・セイジュウロウ/津田健次郎

■メインスタッフ

・原作/タカラトミー
・監督/水野和則
・シリーズ構成/西園悟
・オリジナルコンセプトデザイン/統月剛(トータルコンセプトデザイン)、小林治(ディガルド側コンセプトデザイン)
・キャラクターデザイン/坂井久太
・メカ・プロップデザイン/岩瀧智、常木志伸
・総作画監督/沼田誠也
・美術監督/谷村心一(スタジオイースター)
・撮影監督/松田範雄
・色彩設計/海鋒重信
・編集/植松淳一
・音響プロデューサー/南沢道義、西名武
・音響監督/松岡裕紀
・録音調整/内田直継
・録音/伊藤晋子
・録音スタジオ/HALH H・P STUDIO
・音楽プロデューサー/田中統英
・音楽/中川幸太郎
・アニメーションアシスタントプロデューサー/樋口靖洋
・デジタルプロデューサー/西山宗弘
・アニメーション・3DCG制作/小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント
・アニメーションプロデューサー/山口頼房
・プロデューサー/東不可止、中沢利洋
・製作/テレビ東京、小学館プロダクション
・制作/小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント
・テレビ東京プロデューサー/東不可止

■メインキャラクタ

・ルージ・ファミロン
この物語の主人公。ゾイド乗りの家系に育つが、唯一ルージだけゾイドに乗れなかった。しかし、村がディガルド武国の襲撃にあったとき、海中から引き上げたばかりのムラサメライガーに乗りこみ、以後ムラサメライガーに搭乗するようになる。好奇心旺盛で正義感が強い青年。
・ラ・カン
反ディガルドの中心人物。キダ藩の元藩主であり、人望厚く名君と呼ばれていた。キダ藩がディガルド公国(後のディガルド武国)の侵略を受けた際、多数の犠牲が出ることを避け降伏、藩を去る。今もディガルド武国の刺客に狙われている。本来戦いを好まないが、「人々が笑顔で暮らせる国を」との想いから戦いに身を投じている。
・レ・ミィ
ラ・カンの姪。ラ・カンが国を出て以降行動を共にしている。自らの出自も王族ではあるが物心ついた時から旅また旅なのでお転婆に育つ。が、身近にいるお手本がラ・カンであるため立ち居振る舞いには優雅さを残している。ラ・カン直伝の護身術に長け、自称ラ・カンのボディーガード。幾多の修羅場をくぐりぬけてきており、戦場で生き抜く術を心得ている。料理と恋愛が苦手。
・コトナ・エレガンス
その職業も年齢も本名さえもすべてが謎の女性。ちなみにコトナ・エレガンスとは字名である。噂では冶金を主産業としている街の出身らしいが、その街には呪いが存在するらしいとも。彼女の秘密もその辺りにありそうだが不明。体術のみならず暗器の使い手でもある。
・雷鳴のガラガ
反ディガルド抵抗運動の元リーダー。町がディガルド武国に侵略されて以降、仲間達とともに各地を転々としながら、ディガルド武国に対する抵抗を続けてたが、ディガルドの攻撃を受け組織は壊滅。それ以降ルージ達と旅を続けている。親分肌で豪放磊落な性格。
・ロン・マンガン
あちこちを旅していた元交易商人。いつのまにかガラガの仲間に加わっていた。必要なものがあるとどこからか調達してくる。饒舌で調子がよいが、この世界には滅多にいない読書家でラ・カンも舌を巻くほどの知識を持つ。何か秘密があるらしい。
・セイジュウロウ
かつてカグラック市での武闘大会で10連覇をなしとげ、最強のゾイド乗りといわれた男。出世や金に興味はなく、ただ己を磨くためだけに旅を続けている。無口で義理堅く、一度恩を受けたら絶対忘れない。ルージの剣の師匠となる。
・ザイリン
ディガルド武国軍の上級将校の一人で、天才的なゾイド乗り。主人公ルージと最初に接触し、以後因縁に引かれるようにたびたびあちこちの戦線で戦う事になる。頭脳明晰でゾイド乗りとしてのプライドが高く、強さを求めて戦い続けている。

■メインロボ・アイテム

・ムラサメライガー
・ビームトータス
・ソードウルフ
・ランスタッグ
・コネクテス
・ガイスティング
・ギラフソーダ
・ガンビートル
・フィラソード
・エレファンダー
・レインボージャーク
・デッドリー・コング
・バンブリアン
・ソウルタイガー
・ライガーゼロ
・ハヤテライガー
・コマンドウルフ
・モルガキャノリー
・ムゲンライガー
・バイオラプター
・メガラプトル
・バイオトリケラ
・バイオヴォルケーノ
・バイオティラノ
・シャドーフォックス
・ダブルソーダ
・ステルスバイパー

■サブタイトル

・1st half SE(2006/11/01)
・2nd half SE(2006/11/01)

■関連作品

・ZOIDS
・ZOIDS 新世紀/ゼロ
・ZOIDS フューザーズ
・ゾイドジェネシス

ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections - 詳細な評測と推薦

『ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections』は、タカラトミーの玩具『ゾイド』シリーズを原作としたアニメ『ゾイドジェネシス』の人気キャラクター、レ・ミィとコトナを主役にした総集編OVAです。2006年11月1日にエイベックス・トラックスから発売され、60分の2話構成となっています。監督は水野和則、制作は小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント、製作はテレビ東京と小学館プロダクションが担当しています。

このOVAは、レ・ミィとコトナの視点から『ゾイドジェネシス』の物語を再構成したもので、彼女たちのナレーションが全編を通じて流れます。また、初回限定版にはレ・ミィの完全オリジナルフィギュアと坂井久太による描き下ろしポートレートが付属しており、ファンにとっては非常に魅力的な内容となっています。

ストーリーとキャラクター

『ゾイドジェネシス』の舞台は、惑星Ziで起こった地軸変動により高度に発達していた文明が崩壊した後の世界です。生き残った人々が独自の文明を築きながら生きる中、ゾイドは過去の遺産として発掘され、重要な戦力となっています。主人公のルージ・ファミロンは、ゾイド乗りの家系に生まれながらも自分だけゾイドを操れずに悩んでいました。しかし、ディガルド武国の襲撃を受けた際、ムラサメライガーに乗り込むことでその悩みを克服し、反ディガルドの中心的存在として成長していきます。

レ・ミィはラ・カンの姪であり、ラ・カンが国を出て以降行動を共にしています。彼女は王族の出自ながら旅を重ねる中でお転婆に育ちましたが、ラ・カンの影響で優雅さも持ち合わせています。ラ・カン直伝の護身術に長け、自称ボディーガードとして活躍します。料理と恋愛が苦手という一面もあり、彼女の人間味あふれるキャラクターがファンに愛されています。

コトナ・エレガンスは謎多き女性で、職業や年齢、本名さえも不明です。噂では冶金を主産業とする街の出身で、その街には呪いが存在するとも言われています。体術と暗器の使い手であり、彼女の秘密が物語に深みを与えています。

ビジュアルと音楽

キャラクターデザインは坂井久太が担当し、メカ・プロップデザインは岩瀧智と常木志伸が手掛けています。坂井久太の描くキャラクターは、特にレ・ミィとコトナの魅力を最大限に引き出しており、ファンからは高い評価を得ています。また、メカデザインもゾイドの特徴を活かしたもので、視覚的なインパクトが強いです。

音楽は中川幸太郎が担当し、エンディング・テーマ曲も収録されています。音楽は物語の雰囲気を盛り上げる重要な要素であり、特に戦闘シーンでの緊張感や感動的なシーンでの情感を引き立てています。

評価と推薦

『ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections』は、原作アニメのファンにとっては必見の作品です。レ・ミィとコトナの視点から物語を再構成することで、新たな視点から『ゾイドジェネシス』の魅力を再発見することができます。また、初回限定版のフィギュアやポートレートはコレクターにとって価値あるアイテムであり、ファンサービスとしても優れています。

このOVAは、ゾイドシリーズのファンだけでなく、美少女キャラクターを中心としたストーリーに興味がある人にもおすすめです。レ・ミィとコトナのキャラクターが深く掘り下げられており、彼女たちの成長や人間関係に焦点を当てたストーリーは、視聴者に感動を与えることでしょう。

さらに、この作品はゾイドシリーズの他の作品とも関連しており、『ZOIDS』、『ZOIDS 新世紀/ゼロ』、『ZOIDS フューザーズ』、『ゾイドジェネシス』といった作品と合わせて視聴することで、より深くゾイドの世界を楽しむことができます。特に『ゾイドジェネシス』の全50話を視聴した後にこのOVAを見ると、物語の全体像をより理解しやすくなるでしょう。

総じて、『ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections』は、ゾイドシリーズのファンにとっては欠かせない作品であり、美少女キャラクターの魅力と深いストーリーを楽しみたい人にも強く推薦できる作品です。視覚的な美しさと音楽の力強さ、そしてキャラクターの成長を描いた物語は、視聴者に多くの感動と興奮を提供してくれることでしょう。

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