『魔法使いTai!』の魅力と評価：見逃せないアニメ体験

魔法使いTai! - マホウツカイタイ! - レビューと推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

アニメオリジナル

■放送期間

1999年07月07日～ 1999年10月06日
1999年7月7日～1999年10月6日

■放送局

WOWOW

■分数

30分

■話数

13話

■原作

トライアングルスタッフ

■監督

佐藤順一

■制作

・製作／バンダイビジュアル
・制作／マッドハウス、トライアングルスタッフ

■著作

©トライアングルスタッフ・バンダイビジュアル

■ストーリー

宇宙からきたツリガネを、魔法で巨大な桜の木に変えた北野橋高校魔法クラブ。人類の危機をひっそりと守った北野橋高校魔法クラブだが、今度はその桜の木を、全て花びらにしてしまおうと思い立つ。そこで全員が桜の木の上に乗り、呪文を唱えるのだが、沢野口沙絵のいつものドジが発揮。事態は急展開を迎える。平和だった北野橋高校魔法クラブに、再び様々なトラブルが降りかかることとなる。

■解説

お色気あり、ギャグありのドタバタ学園もの魔法アニメ。1995年に発売されたOVA「魔法使いTai!」の続編シリーズ。作品のOPやDVDパッケージなどには、食べ物のなるとが頻繁に描かれており、本作のモチーフとして使用されている。

■キャスト

・沢野口沙絵／小西寛子
・中富七香／飯塚雅弓
・愛川茜／岩男潤子
・高倉武勇／小野坂昌也
・油壺綾之丞／子安武人
・深山瑞葉／佐久間レイ

■メインスタッフ

・企画／渡辺繁
・原作／トライアングルスタッフ
・シリーズ構成／小中千昭
・キャラクターデザイン／伊藤郁子
・総作画監督／伊藤郁子
・美術監督／加藤朋則
・美術監修／加藤浩
・美術設定／平沢晃弘
・色彩設定／西表美智代
・編集／瀬山武司
・音楽／大島ミチル
・音楽プロデューサー／藤田純二
・音楽協力／ビーズクラブオフィス
・サウンドトラック／東芝EMI
・アニメーションプロデューサー／浅利義美（トライアングルスタッフ）、安部正次郎（トライアングルスタッフ）
・プロデューサー／池口和彦（バンダイビジュアル）
・原案／佐藤順一
・監督／佐藤順一
・制作／マッドハウス、トライアングルスタッフ

・OP１
・「IWannaDoMore」
・作詞／尾崎亜美
・作曲／尾崎亜美
・編曲／尾崎亜美
・歌／尾崎亜美

・ED１
・「Should I Do？」
・作詞／尾崎亜美
・作曲／尾崎亜美
・編曲／尾崎亜美
・歌／尾崎亜美

■メインキャラクタ

・沢野口沙絵
本作の主人公。ポジティブで常に一生懸命だが、ドジなところがある。魔法を使うのが下手。

・中富七香
沙絵の親友。沙絵とは幼稚園からの付き合いで、面倒見が良い。

・愛川茜
魔法クラブの新入部員。魔法の物覚えが平部員の中で一番早いが、マイペースなところがある。

・高倉武男
魔法クラブの部長。普段は妄想ばかりしているが、いざという時、頼りになる。沙絵の想い人。

・油壺綾之丞
魔法クラブの副部長。容姿端麗でスポーツ万能とあらゆる面に秀でているが、武男が好き。

・深山瑞葉
高倉武男の幼馴染。ツンデレな性格。

■サブタイトル

・第1話／沙絵と、魔法クラブと、桜の木（1999/07/07）
・第2話／七香と、ケーキと、危険な夜
・第3話／油壺先輩と、朝顔と、親子面談
・第4話／沙絵と、風呂場と、扉の向こう
・第5話／茜ちゃんと、しゃっくりと、アヤシイ関係
・第6話／高倉先輩と、やっこと、秘密のデート
・第7話／沙絵と、トマトと、絵筆のダンス
・第8話／アリスと、踏切と、ソースせんべい
・第9話／振り袖と、短パンと、華の時代
・第10話／雪と、子馬と、ファースト・キッス
・第11話／茜ちゃんと、鏡と、歳末バーゲン
・第12話／タコと、稲妻と、ミッキー先輩
・第13話／沙絵の魔法、沙絵の気持ち、いつまでもずっと（1999/10/06）

■関連作品

・OVA「魔法使いTai！」

■主題歌・楽曲

・OP１
・「IWannaDoMore」
・作詞／尾崎亜美
・作曲／尾崎亜美
・編曲／尾崎亜美
・歌／尾崎亜美

・ED１
・「Should I Do？」
・作詞／尾崎亜美
・作曲／尾崎亜美
・編曲／尾崎亜美
・歌／尾崎亜美

レビュー

「魔法使いTai!」は、1999年に放送されたTVアニメシリーズで、トライアングルスタッフが原作、佐藤順一が監督を務めた作品です。全13話のこのシリーズは、WOWOWで放送され、30分のエピソードが毎週楽しみにされていたことでしょう。アニメオリジナル作品として制作されたこの作品は、OVA「魔法使いTai!」の続編であり、ファンにとっては待望のシリーズだったに違いありません。

ストーリーは、宇宙からきたツリガネを魔法で巨大な桜の木に変えた北野橋高校魔法クラブのメンバーたちが、新たな挑戦に挑むというものです。桜の木を全て花びらにしてしまおうという計画を立て、呪文を唱えるのですが、主人公の沢野口沙絵のドジが原因で事態は急展開を迎えます。平和だった魔法クラブに再びトラブルが降りかかる中、メンバーたちの成長や友情が描かれています。

この作品の魅力は、何と言ってもそのドタバタ感とギャグ要素です。お色気要素も含まれているため、幅広い層に楽しんでもらえる内容となっています。特に、主人公の沙絵のドジっ娘キャラは、視聴者を笑わせるだけでなく、彼女の成長を感じさせる重要な要素となっています。また、魔法を使うシーンはファンタジー感を演出しており、視覚的にも楽しめる作品です。

キャストも豪華で、沢野口沙絵役の小西寛子さんや中富七香役の飯塚雅弓さんなど、声優陣の演技が作品を盛り上げています。特に、沙絵のポジティブで一生懸命な性格を小西さんが見事に演じきっており、視聴者に愛されるキャラクターを作り上げています。また、音楽も大島ミチルの手によるもので、OP「IWannaDoMore」とED「Should I Do？」は尾崎亜美さんの歌声が印象的です。これらの楽曲は、作品の雰囲気をさらに盛り上げる役割を果たしています。

制作スタッフも豪華で、キャラクターデザインや総作画監督を伊藤郁子さんが担当し、美術監督は加藤朋則さん、音楽は大島ミチルさんと、各分野のプロフェッショナルが集結しています。特に、伊藤郁子さんのキャラクターデザインは、可愛らしさと個性を兼ね備えたもので、視聴者の心を掴んで離しません。また、美術監督の加藤朋則さんの背景美術も、作品の世界観を豊かに描き出しています。

サブタイトルを見てもわかるように、各エピソードごとに異なるテーマやキャラクターの関係性が描かれており、視聴者を飽きさせません。例えば、第2話の「七香と、ケーキと、危険な夜」では、七香の甘いもの好きが原因で起こるトラブルが描かれ、第6話の「高倉先輩と、やっこと、秘密のデート」では、高倉武男と沙絵の関係性が深まるエピソードとなっています。これらのエピソードは、視聴者に笑いと感動を提供し、魔法クラブのメンバーたちの成長を感じさせてくれます。

関連作品として、1995年に発売されたOVA「魔法使いTai!」があります。このOVAは、「魔法使いTai!」の前日譚とも言える内容で、ファンにとっては必見の作品です。OVAとTVシリーズを合わせて視聴することで、魔法クラブのメンバーたちの物語をより深く理解することができるでしょう。