衣類のラベルには、素材名のほかに洗濯や乾燥の記号が並んでいます。洗濯機で洗えるかだけを見ていると、乾かし方や仕上げの条件を見落とすことがあります。消費者庁の案内を手がかりに、洗う前から収納へ戻すまで、表示を順に確認する読み方を整理しましょう。
まずは五つの基本の形を見分ける
洗濯おけは洗濯、三角形は漂白、正方形は乾燥、アイロンの形はアイロン仕上げ、円は商業クリーニングを表します。形を覚えると、必要な条件を探しやすくなります。記号に重ねたバツ印は、その処理を行えないという意味です。洗濯おけにバツがある場合を、どんな方法でも家庭で洗えると読み替えず、表示の内容に沿って手入れ方法を選びます。
数字と下線は処理の条件を示す
洗濯おけの中の数字は液温の上限です。例えば「40」は、その温度まで上げなければならないという指定ではありません。また、おけの下の一本線は弱い処理、二本線は非常に弱い処理を示します。記号は取扱いの上限を読むための情報です。機械のコース名だけで判断せず、衣類と洗濯機の両方の説明を確認してください。似た名称でも、機種によって設定は異なります。
乾かし方と仕上げも先に確かめる
正方形の中に円がある記号はタンブル乾燥に関係し、線が描かれた記号は自然乾燥の方法を表します。自然乾燥では、縦や横の線、斜めの線などによって、つり干し、平干し、日陰といった条件を読みます。洗い終わってから困らないよう、干せる場所や道具も先に考えておきましょう。アイロンの温度などは表示の年代で内容が異なる場合があるため、対応する消費者庁の一覧で確かめます。
記号の近くの文章も読み残さない
ラベルには、記号だけで表し切れない注意が文章で付いていることがあります。洗剤、色、装飾部分などの付記用語まで含めて確認しましょう。初めて手入れする衣類は、表示を撮っておくと後から確認しやすくなります。印刷が薄い、ラベルがない、記号が分からない場合は、似た服から推測を重ねず、表示者や販売店へ相談すると判断の助けになります。洗い方を決める前の一読が、手入れの基本です。
覚えておきたいポイント
- 洗濯から乾燥、仕上げまで一緒に読む。
- 数字や線を処理の上限として確認する。
- 記号と付記用語、機器の説明を照らし合わせる。



