一ッ星家のウルトラ婆さん - 驚きの力とユーモアに満ちた家族の物語を徹底評価

一ッ星家のウルトラ婆さん - ヒトツボシケノウルトラバアサン

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

アニメオリジナル

■放送期間

1982年10月16日 ～ 1983年01月15日
1982年10月16日から1983年1月15日毎週土曜日19：00～19：30
30分 1回　全26本(1回で2話分を放映)

■放送局

よみうりテレビ

■分数

30分

■話数

13話

■監督

原田益次

■制作

ナック

■ストーリー

明治生まれだが超元気なおばあさん・トラ。実は徳川家康の血を引くというトラばあさんは、常にハチャメチャな騒動を巻き起こす。トラは一ッ星家の大家族の中で、孫の健一や息子の英太郎、娘のキヌ子、そして飼い犬のアントニオと共に、毎回様々な騒動を巻き起こしながらも、家族愛を大切にする姿を描いている。トラの元気さとユーモアは、視聴者に笑いと感動を与え、家族の大切さを再認識させる作品となっている。

■解説

主人公がおばあさんという、ひと味違うナック制作のオリジナルギャグ作品。（原作者・芥川めめは、制作スタッフの共同ペンネーム）毎回、実在の人物をパロディゲストにして登場させるなど、ユニークな構成をしていた。OPには実写やクレイアニメなども混在している。この作品は、1980年代の日本のアニメーション業界において、家族向けのエンターテイメントとして高い評価を受けた。特に、トラばあさんのキャラクターは、当時の視聴者に強烈な印象を与え、多くのファンを生み出した。また、各話ごとに異なるパロディやギャグが盛り込まれており、子供から大人まで楽しめる内容となっている。

■キャスト

・一ッ星トラ／松金よね子
・一ッ星健一／鈴木三枝
・一ッ星英太郎／池水通洋
・一ッ星キヌ子／幸田直子
・一ッ星トドメ／佐々木るん

■メインスタッフ

・製作／西野聖市
・プロデューサー／戸井田博史
・監修／光延博愛
・脚本／中弘子、坂上生児、菅良幸
・チーフディレクター／原田益次
・演出／井上修、山崎友正、山内巳茶
・キャラクターデザイン／北原健雄
・特殊効果／玉田利香
・作画監督／マナベタクミ、斉藤起己、加藤工治
・美術設定／工藤剛一
・美術監督／川井憲
・音響監督／鳥海俊材、松岡裕紀
・音楽／山本正之
・撮影／ティ・ニシムラ
・調整／高橋久義
・編集／掛須秀一、松村正宏
・効果／片岡陽三
・現像所／東京現像所
・アニメーション制作／ ナック
・制作協力／シャフト
・制作／よみうりテレビ、ナック
・OP1
・「おばあチャンバ」
・作詞／高平哲郎
・作曲／沢田研二
・編曲／後藤次利
・歌／松金よね子

・ED1
・「ウルトラ サ バドゥビャ」
・作詞／高平哲郎
・作曲／沢田研二
・編曲／後藤次利
・歌／松金よね子

■メインキャラクタ

・一ッ星トラ
身体は小さいがケタハズレのパワーを持つおばあさん。実は江戸時代から続く元隠密の家系集団・ウルトラ会の総元締め。トラはそのパワーとユーモアで、家族や周囲の人々を巻き込んで様々な騒動を引き起こすが、その底には家族愛が流れている。トラのキャラクターは、視聴者に笑いと感動を与え、家族の大切さを再認識させる存在となっている。

・一ッ星健一
トラの孫。人一倍元気で、トラと仲かいい。健一はトラの騒動に巻き込まれながらも、トラのことを大好きで、彼女の元気さにいつも感化されている。健一のキャラクターは、子供たちに共感を呼び、トラとの関係性を通じて家族の絆を描いている。

・一ッ星英太郎
銀行支店長を勤めるトラの息子。妻のキメ子共々、トラと健一が起こす騒動にまいっている常識人。英太郎はトラの騒動に振り回されながらも、家族を大切にする姿勢を示し、視聴者に家族の絆の大切さを伝えている。

・アントニオ
サングラスをかけた悪っぽい風貌の、一つ星家の飼い犬。トラがウルトラ会の会長だと知っているのは彼だけ。アントニオはトラの秘密を知る唯一の存在であり、その関係性を通じてトラのキャラクターをさらに深く描いている。

■サブタイトル

・第1話／「必殺！バッチャマンキック」「めしぬきストライキ」（1982/10/16）
・第2話／「トラさんは女親分」「うばわれてなかされて」（1982/10/23）
・第3話／「わっ出た！トラロンパ？」「キンムキ先生」（1982/10/30）
・第4話／「ウメボシキャンディーズ」「天国地獄金次第」（1982/11/06）
・第5話／「子育てサバイバル」「あしたデッカクなーれ」（1982/11/13）
・第6話／「ウスペラ星人現わる」「無敵！とらろんピューター」（1982/11/20）
・第7話／「家庭教師をやっつけろ」「トドメ光線のなぞ」（1982/11/27）
・第8話／「カンザシトライアングル」「お見合い大すき」（1982/12/04）
・第9話／「誘拐大好き」「ママ鳥たずねて三千里」（1982/12/11）
・第10話／「ねらわれた小学校」「ようこそ雪男ちゃん」（1982/12/18）
・第11話／「ズッコケ野外塾」「アメリカ大冒険」（1982/12/25）
・第12話／「ウルトラ昆虫記」「ハチャメチャ大勝負」（1983/01/08）
・第13話／「とらぶる学芸会」「北海の花よめさん」（1983/01/15）

■主題歌・楽曲

・OP1
・「おばあチャンバ」
・作詞／高平哲郎
・作曲／沢田研二
・編曲／後藤次利
・歌／松金よね子

・ED1
・「ウルトラ サ バドゥビャ」
・作詞／高平哲郎
・作曲／沢田研二
・編曲／後藤次利
・歌／松金よね子

■評測

「一ッ星家のウルトラ婆さん」は、1982年から1983年にかけて放送されたナック制作のオリジナルギャグアニメであり、主人公がおばあさんというユニークな設定で視聴者を楽しませた作品である。このアニメは、家族愛をテーマにしながらも、毎回様々なパロディやギャグを盛り込んだ構成で、子供から大人まで幅広い層に支持された。 トラばあさんのキャラクターは、明治生まれながらも超元気で、ケタハズレのパワーを持つという設定が魅力的である。彼女のユーモアとパワーは、視聴者に笑いを提供するだけでなく、家族の大切さを再認識させる役割も果たしている。特に、トラが巻き起こす騒動に家族が振り回されながらも、最終的には家族の絆を深めるストーリーは、視聴者に感動を与えた。 また、このアニメは毎回実在の人物をパロディゲストとして登場させるなど、ユニークな構成をしており、視聴者を飽きさせない工夫がなされている。OPには実写やクレイアニメなども混在しており、視覚的にも楽しませる要素が満載である。 キャストも豪華で、トラ役の松金よね子さんの声優としての演技力は、トラのキャラクターをさらに魅力的に引き立てている。健一役の鈴木三枝さん、英太郎役の池水通洋さん、キヌ子役の幸田直子さん、トドメ役の佐々木るんさんも、それぞれのキャラクターを生き生きと演じ、作品全体のクオリティを高めている。 スタッフも一流で、原田益次監督のもと、脚本、キャラクターデザイン、音楽など全てにおいて高いレベルが保たれている。特に、山本正之さんの音楽は、作品の雰囲気を盛り上げる重要な役割を果たしている。 主題歌も印象的で、「おばあチャンバ」と「ウルトラ サ バドゥビャ」は、松金よね子さんの歌声と共に視聴者の記憶に残る楽曲となっている。 全体として、「一ッ星家のウルトラ婆さん」は、家族愛をテーマにしたギャグアニメとして、視聴者に笑いと感動を提供する素晴らしい作品である。1980年代のアニメーション業界においても、家族向けエンターテイメントとして高い評価を受けたこの作品は、今でも多くのファンに愛されている。

■推薦

「一ッ星家のウルトラ婆さん」は、家族愛をテーマにしたギャグアニメとして、子供から大人まで楽しめる作品である。特に、家族の絆を大切にするストーリーや、毎回異なるパロディやギャグが盛り込まれた構成は、視聴者に新鮮な驚きと笑いを提供する。 この作品を推薦する理由は以下の通りである。 1. **家族愛の描写**：トラばあさんの騒動に家族が振り回されながらも、最終的には家族の絆を深めるストーリーは、視聴者に感動を与える。家族の大切さを再認識させるこの作品は、家族で一緒に見るのに最適である。 2. **ユニークな構成**：毎回実在の人物をパロディゲストとして登場させるなど、ユニークな構成が視聴者を飽きさせない。OPには実写やクレイアニメなども混在しており、視覚的にも楽しませる要素が満載である。 3. **豪華なキャストとスタッフ**：トラ役の松金よね子さんを始めとするキャストの演技力や、原田益次監督を始めとするスタッフの高いクオリティは、作品全体の魅力を引き立てている。 4. **印象的な主題歌**：「おばあチャンバ」と「ウルトラ サ バドゥビャ」は、松金よね子さんの歌声と共に視聴者の記憶に残る楽曲となっている。 5. **1980年代のアニメーション業界における評価**：この作品は、1980年代の日本のアニメーション業界において、家族向けのエンターテイメントとして高い評価を受けた。トラばあさんのキャラクターは、当時の視聴者に強烈な印象を与え、多くのファンを生み出した。 以上の理由から、「一ッ星家のウルトラ婆さん」は、家族愛をテーマにしたギャグアニメとして、子供から大人まで楽しめる作品である。家族で一緒に見るのに最適なこの作品を、ぜひ一度ご覧いただきたい。