
国営朝鮮中央通信が2026年1月10日に公開した画像には、北朝鮮が韓国から国境を越えて送られたと主張するドローンの残骸が写っている(写真:聯合ニュース)。
北朝鮮は1月10日、韓国が2025年9月と2026年1月初旬にスパイ活動目的で北朝鮮領空に無人機を侵入させたと非難した。朝鮮中央通信(KCNA)によると、朝鮮人民軍(KPA)総参謀部の報道官は1月4日、韓国防空軍が江華島(韓国・仁川)を発進し北上して北朝鮮領空に侵入した飛行物体を検知したと述べた。
朝鮮人民軍は、電子戦手段を用いて無人機を制御・撃墜し、国境都市開城市近郊の北山里地域に墜落させたと主張した。平壌は、無人機には偵察機が搭載されており、150キロメートル以上を3時間以上飛行して重要な目標を撮影できると主張した。北朝鮮はまた、2025年9月下旬に韓国の坡州市を発進したとみられる無人機が黄海北道で迎撃された同様の事件についても言及した。

北朝鮮は、韓国が2025年9月と2026年1月初旬にスパイ目的で北朝鮮の領空に無人機を侵入させたと非難している(写真:聯合ニュース)。
北朝鮮は公式声明で、自国の主権侵害とみなす行動が続けば、韓国軍は「必ず大きな代償を払うことになる」と警告し、朝鮮半島の緊張高まる根本原因を国際社会に認識するよう求めた。その直前、金正恩委員長は強力な抑止力と見られる極超音速ミサイルの発射を含む軍事演習を自ら指揮していた。
一方、韓国の安圭博(アン・ギュベク)国防相は、北朝鮮の主張は「全くの虚偽」であると主張した。北朝鮮が公開した無人機の画像は韓国軍が運用するタイプのものではないと述べ、北朝鮮が言及した時間帯に韓国軍の飛行活動はなかったことを強調した。韓国国防省は、李在明(イ・ジェミョン)大統領が徹底的な調査を指示しており、現時点で韓国軍の無人機が北朝鮮の領空に侵入したことを示す証拠はないと述べた。