
ウスチルーガ港 (写真: Telegram)
レニングラード州知事のアレクサンドル・ドロズデンコ氏は3月31日、テレグラムへの投稿で「ウスト=ルガ港に被害が出ている」と述べた。石油積載ターミナルが攻撃され、ロシアの原油輸出にさらなる困難が生じる可能性がある。しかし、ドロズデンコ氏はウクライナ軍の空爆後の現場の被害状況については詳細を明らかにしなかった。
ドロズデンコ氏によると、レニングラード州上空で昨夜、数十機のウクライナ製ドローンが迎撃された。サンクトペテルブルク東部のモロツォボ村では、子供2人を含む3人が負傷し、複数の建物が被害を受けた。
ウクライナはここ数週間、ロシアのエネルギーインフラに対する攻撃を激化させている。3月下旬以降、ウクライナは原油価格の高騰を受け、ロシアの石油輸出利益に打撃を与える目的で、ウスト=ルガ港と近隣のプリモルスク港を繰り返し爆撃している。

(写真:ドニプロ・オシント)
ウスト=ルガ港では、石油製品をタンク貨車から積み替えるために使用される鉄道荷降ろしプラットフォームがドローンによって損傷を受けたため、3月25日に操業が停止された。同施設は3月27日と29日にもウクライナのドローンによる攻撃を受けた。
ウスト=ルガは、広大な石油精製施設であり、ロシアの主要な石油輸出拠点でもある。通常、1日あたり約70万バレルの石油を輸出用に取り扱っている。同港は石炭、穀物、肥料の輸出も行っている。
ロシアの石油輸出の大部分は、プリモルスク港とウスト=ルガ港で潜水艦に積み込まれる。2025年には、ロシアは約3290万トンの石油製品をウスト=ルガ港経由で、1680万トンをプリモルスク港経由で輸出した。
ウクライナによる港湾や石油精製所へのドローン攻撃は、3月のロシアの石油輸出能力を約40%減少させる一因となった。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3月30日、同盟国からロシアのエネルギーインフラへの攻撃を控えるよう求めるメッセージを受け取ったと述べた。ゼレンスキー大統領は、ロシアがウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を停止することに同意すれば、ウクライナは石油・ガス施設での停戦を支持する用意があると述べた。