
2026年3月29日、フィンランドのコウヴォラで、正体不明のドローン2機が侵入して墜落した後、警察車両が道路を封鎖した(写真:AP通信)。
フィンランド国防省は、正体不明のドローンがフィンランド領空に墜落した事件を「領海侵犯の疑い」とみなしている。同省によると、3月29日朝、フィンランド南東部の海域上空で、低空をゆっくりと飛行する複数の物体が目撃された。具体的には、正体不明のドローン1機がコウヴォラの北に、もう1機がコウヴォラの東にフィンランド南部で墜落した。
フィンランドのアンティ・ハッカネン国防相は声明で、「ドローンがフィンランド領内に侵入した。我々はこの件を非常に深刻に受け止めている。現在、この事件に関する調査が進められている。詳細が確認され次第、改めて発表する」と述べた。

フィンランド国防大臣アンティ・ハッカネン(写真:AP)
ハッカネン氏はまた、治安機関が現場に派遣されたと付け加えた。空軍は識別のためF/A-18ホーネット戦闘機を配備した。地元警察はさらなる捜査のため、現場周辺を封鎖した。
フィンランドのペッテリ・オルポ首相は、これらのドローンは航路を外れたウクライナの無人機である可能性があると述べた。オルポ首相は、ウクライナが最近、フィンランドとの国境沿いのロシア領土に対して攻撃を行ったことを指摘した。さらに、クレムリンによる信号妨害がウクライナのドローンの航路逸脱の原因となった可能性もあると付け加えた。

フィンランド首相ペッテリ・オルポ(写真:AP)
フィンランドはロシアと1,340キロメートルの国境を接している。
近隣のエストニア、リトアニア、ラトビアでも、先週、同様のドローン墜落事故が自国領内で発生した。これら3カ国は、今週初めに、バルト海沿岸のロシア石油輸出施設への攻撃中に迷い込んだウクライナのドローン数機が自国領土に墜落したと報告していた。
ウクライナの無人航空機がエストニアとラトビアの領空に侵入。